「ジョギングを始めたけど、やる気が続かなくて挫折した」
「こんなにやる気が出ない私はダメな人間だ」
誰でも一度は通るであろう、「やる気が出ない」という症状。
私も学生時代に「やる気が出ない」をこじらせて、夏休み中にほとんど外にも出ずゲーム三昧で過ごした経験があります。
そんなときの罪悪感たるや・・・。
どうせ自分は意思の弱い、甘ったれた人間だと、自分を卑下するばかりでした。
ですが、「やる気」について当時働いていた企業の先輩からアドバイスをもらい、徐々にですが「やる気が出ない」という症状が緩和していったのです。
今回は、かつての私と同じくなぜ「やる気が出ない」のか悩んでいる人に、そんなこと考えても意味ないよという話です。
やる気なんて初めからない
これが、私が先輩からもらったアドバイスです。
当時私は新人営業社員として、毎日ひたすら営業の電話をかけ続けていました。
かけてもかけても断られ、まともに話すら聞いてもらえない日々が続き、いつのまにか電話をかけるのが怖くなっている自分がいました。
そんなとき、そんな姿を見かねて先輩が飲みに誘ってくれたのです。
(今でも感謝しています。)
そこで私は正直に、
「頑張ろうと思ってもやる気が出なくてどうすればいいかわからない」
といった、まあ何とも甘ったれた相談をしたのです。
先輩は嫌な顔せず、最後まで話を聞いてくれた後で、こう言いました。
こういわれた私は「はい?先輩わたしの話聞いてました?」と意味を理解できませんでした。
やる気はただの「結果」
意味もわからず目が点になっている私に、先輩はわかりやすく説明してくれました。
つまり、やる気というのは行動を起こす原因ではなく、行動てきていないことに対する「結果」の話なのです。
なので、やり始めてしまえば勝手にやる気が出ているのです。だってすでに「やって」いるんだから。
とにかく最初の一歩を踏み出す
それからは、とにかく何も考えずに最初のワンコール目をすぐにかけることを意識しました。
すると不思議と2件目、3件目と行動できるようになっていったのです。
大切なことは、とにかく最初の一歩です。動き始めることなんです。
どうすれば、最初の一歩が踏み出せるのか
「そうはいってもその一歩目が踏み出せない」
という人も多くいると思います。
最初の一歩を踏み出すためには、「脳」の仕組みを理解しましょう。
いくつか、「脳」のクセを利用した最初の一歩のハードルを下げるテクニックをご紹介します。
1、自律の考え方に変える
人間はだれかに命令されてすることより、自分事として「これをやろう」と決めて行ったことのほうが、脳の働きがよくなることが科学でも証明されています。
子供を見ればわかりますよね。
学校から出される宿題は先生からのいわば「命令」。
反面、友達と学校終わりにサッカーをしたりして遊ぶことは「自分事」
さてどちらが、行動を起こしやすいでしょうか。
一歩目が出ないと悩んでいる方は、やろうとしていることが誰かからやらされていることなのであれば、自分事に変換してみてください。
2、ゲームだと思う
脳は余裕がないとうまく働いてくれません。
余裕がないと、「もし行動してダメだったら」など余計なことを考え始めてしまいます。
脳に余裕をもたせるために、「ゲーム化」する癖をつけてみてください。
例えば宿題であれば、「あと5ページ」ではなく、ゲーム風に「あと5ステージ」に変えてみて、クリアしたら本当にゲームができるなどの報酬を用意します。
そうすることで、脳が「遊び」と判断して行動力と集中力が増すのです。
3、小さい成功体験を重ねる
脳は成功体験を重ねていけばいくほど、「自分はできる」というマインドセットが自然と身につくようになります。
そうすることで、行動に対する恐怖や不安を軽くすることができ、行動への初動がとりやすくなるのです。
「腹筋を30回やる」
「毎朝7時に起きる」
「30分だけ学校の予習をする」
など、本当に小さなことでいいのです。
自分で決めたことを達成することで、どんどん成功体験が積み重なっていきます。
すると、やがて大きな目標にもすぐに挑戦する「行動力」が身についているはずです。
まとめ
「やる気が出ない」とグズグズしていた過去の私にこう言ってやりたいです。
「やる気とかなくていいから、とにかく5秒でいいから初めてみろ」と。
すぐ行動できる人になりたい方は、「結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方」という書籍をおすすめします。
脳科学者としてテレビでも活躍されている茂木健一郎先生の書籍です。
脳の仕組みを踏まえて、「すぐやる人」になるための具体的な方法が書いてあります。
余計な不安をなくして、あなたらしい人生を送ってください。