【テレアポが辛い人へ】メンタルを保つための5つの方法

【テレアポが辛い人へ】メンタルを保つための5つの方法

こんにちは、コアラッコです。

前職では営業職としてアポイント率でトップを取った後に、30名のアポインターの管理職として働いていました。

今回の記事は「テレアポが辛くてメンタルやばい」って方に向けて書きました。

以前のテレアポ関連記事はこちら

今回は次の2人に向けて書きました。

1、テレアポが辛くて辞めたいと思っている「アポインター」
2、どんどん採用したアポインターが辞めて困っている「責任者」

最初に言いますが、テレアポは普通にやると辛いです。

どういうことかと言うと、テレアポは断られて当たり前の手法だからです。

どのくらいの確率でアポイントが取れるかは業種や商材にもよりますが、少なくともイチローの打率(3割~4割)よりははるかに低いです。

私が当時営業していたのがWEB系のシステムだったのですが、1日のアポイント取得率は1%以下

つまり100件かけて1件とれるかどうかの世界です。
(残り99件は断られ続けるということ)

そりゃそうですよね、仕事中にいきなり電話かかってきて、いきなり営業されたら、そりゃ断りますよね。

私なんか自分から入ったアパレルショップですら、店員さんに話しかけられると「ほっといてくれ」と思ってしまいますし。

じゃあ辛いまま延々と電話かけ続けろってことだと、いよいよ断られることが大好きな「ドM」さんでないと成立しなくなっちゃいます。

そこで、私も実際に試して効果があった「マインド」と「メンタルキープ」の方法をご紹介します。

私もテレアポが辛かった

私が新卒で入った会社はゴリゴリの営業会社だったので、入社後の3か月間は毎日ひたすらテレアポでした。

件数でいうとだいたい1日100件くらいでしょうか。
新卒なので、先輩社員も最初からアポイントがとれるなんて思っていなくて、とにかく「コール数」が指標になっていました。

コール数が足りていないと、「やる気がない」と詰められる日々・・・。

コアラッコ
今思い出すだけでも気分が萎える

どうしたら辛くなくなるのかを考えた

このままではアポイントが取れる前にメンタルがやられると思った私は、「なぜテレアポが辛いのか」について要素分解をしてみたんです。

そこでたどり着いた「テレアポが辛い原因」がこちら

・断られると、まるで自分自身を否定されたような気持ちになる
・「アポイントも取れない自分」に自信が無くなる
・だんだん押し売りをしているような感覚になってくる
・先輩方からのプレッシャー
・逃げるという選択肢を考えていない

この原因をまず洗い出してから、それに対する解決策を考えていきました。

そんな苦慮の末にたどり着いたテレアポストレスの軽減策5つをご紹介していきます。

1、名前を変える

これはアポイントをとったお客様先に自分が行かなくていい人向けの方法です。
(アルバイトのアポインターの方とか、新人でまだテレアポしかやれない営業の方ですかね)

方法は簡単、「名乗る名前を変える」

誰だって、断られ続けていると次第に嫌気がさしてくるわけです。
で、ふと気づいた。

「別人になったら、俺が断られてるわけじゃなくなるから、精神的に楽になるんじゃないか。」

うん、思考がかなり危ない(笑)
どういうことかというと、自分の本名を名乗って断られると、不思議と自分自身が否定されているような気持ちになってくるわけです。

そこで、「名乗る名前を別の人にしよう」と考えついたのです。

で、テレアポするときは名前を変えることにしました。
どうせならかっこいい苗字にしようということで、「流川」と名乗るようにしたのです。

はい、あのスラムダンクの天才スモールフォワードの「流川」です。
世代的にドンピシャなので。

実際にやってみたところ、意外にも気持ちが楽になったので、一度お試しあれ。

2、アポイントをとることを目標にしない

そもそもアポイントは「運」の要素が強いと個人的には思っています。
どんなに凄いアポインターでも、100%はおろか、業界にもよりますが5~10%いけば天才と言われるような手法です。

電話をかけるたびに「アポイントをとらなければ」と考えていたら、すぐ心が折れます。
少なくとも私はそうでした。

なので、目標は「必ず達成ができる」ことで設定するべきです。
私は「社長と話した数」を目標にしていました。

自分で決めた目標をクリアすることで少しずつですが自信もつきますし、自信がついてくると話し方も変わってくるものです。

アポイントが取れずに悩んている方は、まず達成ができる自分の中の目標をたててみてください。

3、実際に成果が出たクライアントの事例を調べる

あなたが今行っているテレアポは、決して誰かを騙そうとしているわけではありませんよね。
(まあ中にはそういう商材を扱っている会社もあるわけですが)

それなのに、断られ続けていると「自分が悪い」という意識が勝手に広がっていきます。
そんなときに支えになるのは、「良いものを案内している」という自信です。

じゃあその自信をどう持つかといったら、事実としてその商品で成果の上がったクライアントがいるという点に限ります。

だったら、そのクライアントについてちゃんと調べましょう。
どういう使いかたをしているのか。
導入前に比べてどんな成果が出たのか。

この「実績」を理解するだけで、断られたとしても「この人にはたまたま合わなかった」というマインドにもっていくことができるのです。

4、雑談する/させる

これは私もけっこう目鱗な方法でした。
例えばあなたがテレアポの責任者の場合、休憩中にアポインター同士が楽しく雑談していますか?

答えが「NO」だとしたら、すぐに雑談を活性化させる工夫をしてください。

なぜなら、「テレアポの受注率」と「休憩中の会話の活発度」には相関があるからです!

私がこの情報を知ったのは、「データの見えざる手」という書籍を読んだからです。

この書籍はウエアラブルセンサから人間の行動を研究し、人間や社会に普遍的に見られる「法則」や「方程式」を次々と明らかにしたとても面白い本です。

この書籍の中で、「テレアポの受注率に最も相関性の高いものは何か」という実験を行っています。
私も実際に読みながら、「受注率の高い個人の勤務日数」ではないかなど考えていたのですが、答えは「休憩中の会話の活発度」だったのです。

理由としては、職場全体の「ハピネス感(幸福度)」が高いと受注率も上がり、そのハピネス感が高い企業というのは、雑談が盛り上がる企業なのだそうです。

詳しく知りたい方は、ぜひ「データの見えざる手」を手に取ってみてください。

5、本当に嫌なら逃げる

はい、元も子もないことを言いました。

ですがテレアポってキツイ仕事です。
私ももう一度テレアポだけやれって言われたら「え、まじ?」ってなりますもん。

精神的にほんとにギリギリなのに、無理に続けることは自分にとっても会社にとってもマイナスでしかありません。

「ここまでやってダメなら自分には合っていないと思って逃げる」という逆の覚悟も絶対に必要です。

そうやって逃げ道を作ってあげると、意外に心が楽になってアポイントも取れるようになったりするものです。

私はアポインターの管理職もしていたので断言しますが、テレアポに向いていない人っていうのは必ずいます。

人生100年時代、やり直しなんてまだまだいくらでも効きます。

自分が本気になれる仕事を探せ

私は学生自体ずっと野球部で育ってきたので少し体育会系ノリ的な部分もあり、「すぐにあきらめて逃げる奴ってどうなの」って気持ちもあるのですが、社会には「自分の成長にならない、クズな会社」というのが存在します。

今あなたが所属している会社がそうなのかはわかりませんが、自分の心のアラートを決して隠さないようにしてください。

幸いにも現在の日本は人材不足です。

特にまだ若い方なら転職のチャンスはいくらでもあります。

少しでも転職を意識した方は、まず転職市場での自分の価値を診断してみることをおすすめします。

私も過去に診断しましたが、当時の年収より200万ほど高い診断でした。
これだけでもテレアポで失いかけていた自信を取り戻せたことを思い出します。

転職アプリの MIIDAS(ミイダス) は無料で市場価値診断が試せるのでおすすめです。

テレアポができなくても、あなたという人間の価値が下がるわけではありません。

勇気を持って、新しい世界をのぞいてみませんか。

まとめ

改めて「メンタルを保つための5つ方法」おさらいです。

  1. 名前を変える
  2. アポイントをとることを目標にしない
  3. 実際に成果が出たクライアントの事例を調べる
  4. 雑談する/させる
  5. 本当に嫌なら逃げる

テレアポという仕事をするうえで、メンタルのコントロールは大切な要素の一つです。
「最近メンタルしんどいな」という人は、一つでもいいので実践してみてください。

なかなかテレアポがうまくいかずに悩んでいる営業マンやアルバイトの人に、少しでも役にたちますように。

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